アラフォーぼくはじめての手術を受け入院するの巻〜その2
背中の手術をしてからの入院生活
こんにちはぼくです。
前回の記事で私が腫瘍に気づいてから手術までの日々を書きました。
今日は、手術後の入院生活と傷の治り方について書いてみます。
充実した入院生活
手術が無事終わりその日は処方された睡眠薬で就寝、睡眠薬の効果か先生の手術の上手さか特に痛みはなく翌朝を迎えた。
この日からが実質入院生活が始まった。
まず、ぼくの入院中のスケジュールは、朝7時に朝食、10時30分に問診と傷の消毒と電気治療、12時に昼食、16時40分に夕食、21時消灯という流れ。
普段から朝食は7時に食べているので、そちらに関しては問題なし、昼食も12時位に食べるので問題なし。
ただ、夕食の16時40分というのは早い。
労働や運動をしての日常ならばエネルギーの消費もあるのでお腹もすくだろうが、ここは入院生活。
早々お腹が空くわけもない、朝食は夕食からの時間が空いているので問題なく食べられたのだが、昼食と夕食が厳しかった。
出てくるご飯は病院で調理員さんが作っているわけではなく、食宅便という日清医療食品が販売している冷凍食品。
これを病院でチンして出してくれるわけである、プラスしてインスタント味噌汁と病院オリジナルほうじ茶をヤカンで配給してくれる。
味としてはまずくもなくうまくもなくといった感じ。
出てくる献立は、野菜の煮物や魚の煮付け的な主に年配者が好みそうなものばかり。この冷凍食品にはこういう献立以外ないのだろうかと、入院中検索してみたところ、肉がメインの献立や、洋食のような献立など各種存在していた。
入院中は暇なので気がつけば自分は「家政婦は見た」状態になっており、病院の人間関係まで詳しく知っていた。
で、入院患者が食べる食事は同じものを病院の先生や当直ナースが食べるということがわかった。
この病院の先生は高齢の方なので、高齢の方が好みそうなメニューが選択されていると推測された。
年を取ると野菜や魚のさっぱりした和食が食べたくなるものなんですね。
毎日同じ時間に食事が出て来て食べるその繰り返しをしていると自分は機械的に生かされているのだなと、なんか不思議な変な感じに。
やっぱり、仕事や日常を活動して、家族と一緒に食べてが食事なんだなと思いました。
入院生活の過ごし方
入院に向けて、ワンセグが見れる古いスマホ、ポケットラジオ、iPad、iPhone、10冊くらいの買ったけど読んでいたかった本を持ち込んだ。
さらには、iPad用のキーボードも持ち込んで、ブログの更新もバンバンやろうなんて思っていた。
日々どんな生活をしていたかというと、まずラジオはほぼ聞かなかった。
夜は21時に無理しても寝るようにしていたし、昼間はiPadかiPhoneのどちらかをを使えばラジコやアマゾンプライムミュージックで音楽は聞けた。
だが、音楽を聞きたいという時間はほとんど訪れることなく、基本的には無音での生活で全く問題なかった。
次に、ワンセグ。
これは意外と使ったかもしれない。
iPhoneを持っているのでニュースなど見ることができるが、ローカルニュースであったり、幅広い分野の情報を得るにはやはりテレビのニュースが欠かせなかった。
朝のニュース、昼のニュース、夕方のニュースは見ていた。
スマホだけでは、社会の流れはわかるようでわからないものだなと思いました。
続いてiPad。
当初iPadでアマゾンプライム・ビデオにダウンロードした映画を沢山見ようと思っていたのですが、なんか気が乗らず結局一本も見ることはなかった。
iPadではdマガジンが活躍した。
暇つぶしの王道はやはり雑誌なのかもしれない。毎日新しい雑誌がたくさん見れて月400円これほどのコスパがあるものが他にあるだろうか?
今日び400円では雑誌1冊も買えないのではないだろうか。
入院中にはdマガジンがおすすめ。
でも、iPhoneの画面では見る気が失せてしまうので、iPadでのdマガジンという組み合わせが必須。
続いて、Kindle Unlimited。
dマガジンは雑誌ばかりだが、Kindle Unlimitedはビジネス本実要本ほかいろいろな本がみれる。
でも、入院中は読書したい気持ちになれず、雑誌しか読むことはなかった。
ということでKindle Unlimitedはあまり利用しなかった。
そして、持ち込んだ10冊の本。
Kindle Unlimitedと同じで、本は読みたい気持ちになれなかった。
術後で集中力や体力を失っていたのかもしれない。
ここまで述べたものは当初自分の予想では入院中大活躍するものであったが、ワンセグでのニュース視聴やdマガジンを読むくらいしかなかった。
じゃあ毎日膨大な時間を何していたんだ?
ということになるわけですが、答えとしてはツイッターの閲覧とYou Tubeの視聴でほぼすべての時間を消費していた。
ぼくはUQモバイルと契約しており息子の学割やらなんやらで月2000円くらいで9ギガ使える、更に9ギガ分を繰り越せるので、入院時は18ギガあった。
さらにUQにはいい制度があり、低速モードでの使用ならば18ギガの消費は一切なく、無限に使うことができるのだ。
低速モードで何ができるかといえば、ツイッター、インスタ、ネット閲覧、You Tubeの一番低画質での閲覧だ。
それぞれ低速なので、なんとなくもっさりはするが特別気にはならない。
もともとの通信容量と低速モードがあるので、ツイッターもYou Tubeも気兼ねなくやることが出来た。
ツイッター最高
ぼくはツイッターをつぶやくことはなく見るばっかりの人間です。(今度発信してみようと思い始めました。)
よく、読書は様々な人の考えや知識をもらうことができるので有用だと言われます、まさしくツイッターもそれと同じで、様々な人の考えや知識を得ることができるのです。
有益な発信者とそうでないものを選別する必要はありますが、有益な人の情報がリアルタイムでどんどん発信されており、これを見ていれば時間なんていくらあっても足りないくらいです。
以前は5ちゃんねるやまとめサイトなどを見て情報を得ることが多かったのですが、今ではツイッターのほうが情報収集として面白いなと思うところです。
You Tubeも最高
これまたもう、説明の必要はないくらいですが、最高です。
最新のものから古いものまで自分の様々な趣向に合った物が膨大にあるのです、これさえあればテレビなんて本当に必要ないです。
入院中の時間を過ごすまとめ
突き詰めると、スマホでのツイッター閲覧とYou Tube閲覧。
この2つだけで1週間なんてあっという間に過ごせてしまう。
更に、iPadでdマガジンを見るともっと充実する感じです。
ここからは病気の話
手術では腫瘍を取り除き、7針縫いました。
腫瘍を取り除いた痛みは特になく、7針縫った部分が時々チクチクするような痛みがあるだけでした。
初日に歯を磨き口をすすぐ際、腰をかがめるとじんわりした痛みが走りました。
傷がふさがっていないので当たり前の話ですよね。
じわじわ痛みは薄くなっていき、退院の前日には腰をかがめてもほぼ痛くないかんじに。
大体、一週間で表面上は接合するみたいです。
腫瘍を取り除いたあとは、体の表面の切り傷との戦いですね。
といってもそんなに大変な戦いではなかったです。
で、7日後に退院し、その二日後に5針抜糸。
更に7日後に最後の2本を抜糸。
傷口の表面上は接合されているのですが、なんだかいつかパカッと開いてしまうのではないかと、連日不安な日々を過ごしていました。
術後に痛みを感じる一番の場面は、車の運転でした。
地面からの突き上げがあると、背中の肉が振動で伸びるようでじわじわジーンとなんだか痛かったです。
そんな各種痛みはいつ頃解消するのかといえば、だいたい術後1ヶ月くらいですかね。
1ヶ月が経った頃には、ほぼ痛みもなくほぼもとの生活に戻れた感じです。
術前術後と色々不安な気持ちになりましたが、普通に過ごすことが出来た感じでした。
軽い症状の上、良い先生にあたり不幸中の幸いといったところでしょうか。
手術と入院をしてのまとめ
ある日突然の体の異常発見から始まったわけですが、40歳を超えてくるといよいよ若い体ではないのだなと身を持って実感しました。
そして、一時でもガンではないかとか自分の命とかいろいろなことを考えるようになり、わずかではあるけれども人生観が変わったような気がしました。
毎日後悔のないように精一杯生きる、それが本当に大事なことだなと。
おまけ
手術、入院といったいいくらくらい費用がかかるのかなと思ったのですが、健康保険の高額療養費制度にも該当しないくらいの低額でした。
日本の医療ってすごい、そして健康保険ってすごいと思いました。
また、民間の入院保険などは最低限でいいんだなと実感しました。