ついにバブルコンポを手に入れた!!ケンウッドROXY L5
時には思い切りや勢いって大事。
こんにちは
私は猛烈に感動、そして興奮しています。
ついに、バブルコンポを手に入れたのです。
というか、再び手に入れたというのが正しいのでしょうか。
少年時代の私とオーディオ
以前コブラトップの話でも触れていますが、私は少年時代、電気屋さんに足しげく通い、コンポやラジカセを見て回っていました。
その中でも、コンポが好きでカタログを眺めに眺め、貯金に貯金を重ね、ようやくコンポを買ったのでした。
その時に買ったコンポは、ケンウッドのアローラXE7でした。
当時はケンウッドが最高に元気だった時代、気が付くとアローラのとりこに。
でも実のところ、本当はもっと大きいサイズのコンポが欲しかったのです。
それは、ケンウッドのロキシー。
ロキシーは俗にいうミニコンポでアローラはミニミニコンポと呼ばれていました。
ロキシーの値段は大体20万くらいでアローラは13万くらいだったような。
小学生の私がロキシーを買えるわけがありません、まあ普通に考えてアローラの13万円も当時の小学生には相当高額なのですが。
買えない理由
でも、値段もさることながら、ロキシーを買えない理由というか、アローラになった理由があったのです。
それは、4歳上の兄がロキシーを既に持っていたから....。
さすがに、兄が持っているのと同じシリーズを買うわけにはいきません。
そんな理由から、私はアローラが好きなのだ、アローラしかないのだと自己暗示をかけていたのかもしれません。
で、大人になった今。
何度もブログで書いている通り、バブルラジカセであるコブラトップを購入し当時を思い出し楽しんでいました。
先日も、定例のコブラトップRX-DT909を探しに近所のハードオフ巡りをしていました。
すると、2件目に立ち寄ったハードオフにロキシーが売っているではありませんか。
おそらくお店としても相当な目玉商品らしくレジの前に一台だけ目立つように陳列されていました。
しかも、ピカピカで全可動品。
値段も1万円ジャスト!!
こんなに最高のコンディションなのにこの値段。心がグラグラ動きました。
1万円って決して安い値段ではないのに、安いと感じてしまうくらいの衝撃。
でも...
こんな大きな商品を簡単に買ってしまったら、妻は何と言うだろう。
そして、壊れたときにこんな大きなもの返品にしても廃棄にしても大変だろうと。ほしいけど、いらないんじゃないか。
少年時代の純粋さなど失った今、ネガティブにできない理由や考えばかり浮かびます。
同行した息子は、買おう買おうの連続でしたが、現実を見据えてその日は帰宅しました。
しかし
家に帰って時間が経つにつれ、純粋に電気屋さんに通いカタログに穴が開くほど見ていた自分を思い出したのです。
そうだ、僕はロキシーが欲しいんだ、コンポが欲しいんだ。
自分を押し殺していただけで、僕はロキシーが欲しかった。
僕はロキシーを買うんだ!!
もう回りなんて気にしない、自分の思うままに生きよう。
そう勝手に開き直り、翌日朝いちばん開店時間に合わせてハードオフに向かいました。
この期に及んで
でも、まだ大人の自分も存在しており、もう既に売れていてほしい気持ちと売れないでいてほしいという気持ちが混在していました。
で、ハードオフに到着するとなんとまだあるではないですか。
もう、不安な気持なんか吹き飛んでしまいました。
高まる気持ちを抑え最終チェックです。
前日、一つだけ確認していない箇所がありました。
スピーカーのカバーの上からビニールテープが巻かれていたのでコーンの状態がわからなかったのです。
しかし、購入を決めた今、店員さんを呼びスピーカーの確認をします。
するとどうでしょう、両スピーカーともきれいな状態そのものです。
おそらく前所有者は埃のかぶらないAVケースの中で大事に使っていたのでしょう。
商品を見ただけでいかに大事にされてきたがわかりました。
ここまで条件がそろってはもう買わない理由はありません。
と、長々書いたけど。
買いました、設置しました!!
これですこれ、私の少年時代のあこがれ、ROXY L5
兄が持っていたので、もちろん触ったことも操作したことも音楽を聴いたこともあります。
しかし、今回は違います。
自分の物になったのです。
約30年の時間を超え、手に入れた。
大変感慨深いです。
スマホがあれば音楽が聴ける時代には、無駄な大きさ、無駄な機能の数々。
無駄の積み重ねこそ贅沢、そして心の余裕なのでしょう。
なんといっても
このコンポで一番好きなところは、このイコライザー。
こんなに幅広く表示されるのはまさしくバブル、そしてロキシー。
一日中見ていられるこの波。
これだけの理由で買ってよかったと思えるすばらしさ。
でもこれが本当の一番のポイント
重要ポイントかつ所有欲を湧き立てるポイント。
それはこれ
KENWOODのWに赤い点が付いているところです。
会社のロゴマークにはこの赤い点がデザインされているのですが、ケンウッドの一部の商品にしか赤い点はついていないのです。
コストがかかるんでしょうね。
僕が持っていたアローラにはこの赤い点はありませんでした。
兄の部屋にあるロキシーには赤い点があるのに、僕のアローラには赤い点がない。
単純な違いですが、当時の僕にとってこの赤い点は、満たされることのない大きな大きな違い。本当にとんでもなく大きな違いでした。
でも、満たされることは無いのをわかっていても、アローラに自分で赤く色を塗ったのはいい思い出です。
感想
ふとしたきっかけで見つけたバブルコンポのロキシーL5
買うか買わないか迷いに迷いました。
できない理由ばかり探し、自分の気持ちを押し殺してばかり。
でも、買ってみたらこんなに素晴らしい体験、気持ちを思い出しました。
時には、自分の思うように生きてみるのは大切だし素晴らしいことだと思った。