ジムニーをサビから守る戦いの中、危うくアンテナを失うところだった話。
冬はジムニーの季節ですね。
こんにちは。
こちらは冬です、真冬です。
ジムニーならどんな大雪でも悪路でもドンとこいで、いわゆるジムニーにとって一番いい季節でしょうか。
そんな最良な季節には落とし穴も。
わたしが住んでいる雪国では、冬になればなるほど、白い粒の悪魔が散布されるのです。
そう、融雪剤こと塩化カルシウム!!
路面の凍結を防止するために散布されて、確かなる効果があるからこそバンバン道路に巻かれているのです。
しかし何事にも光と陰、作用と副作用があるように、融雪剤にもデメリットがあります。
それは....
クルマに塩化カルシウムが付着すると漏れなくサビが付いてくるということ。
塩化という名前の通り、Cl− が鉄と組み合わされば錆びるわけです。
最近の車の防錆は進歩して昔ほど錆びないと言われるようになりましたが、ジムニーは錆びやすい車の代表格であり、気を抜くとあっと言う間に錆びてしまいます。
僕が以前乗っていたジムニーも、サビサビのカスカスに腐食していました。車内から地面が見えましたし。
そんなサビに立ち向かうべく。
打てる手段と言えば、車体の下周りをノックスドールなどの防錆剤でコーティングする事。
鉄に融雪剤が付かなければ錆びることもありませんから、それは有効な手段です。
私もジムニーには防錆剤をコーティングしております。
だからと言って安心はできない。
ジムニーにいくら防錆剤をコーティングしたところで、いろんな隙間から融雪剤は侵入してきます。
下周りだけではなく、それはもうボディーにも容赦がありません。
しかし、単純明快で簡単に解決できる手段があるのです。
それは......
洗車
そうです、こまめに車を洗車してあげたらいいのです。
付着する融雪剤を洗い流す、汚れたら綺麗にする。ただそれだけ。
だが、冬の雪国ではおいそれと洗車などできません。だって寒いし雪だし凍るし。
そんな時の強い味方と言えば、そう、洗車機!!
ボディーを綺麗に洗い流してくれるのはもちろん、オプションで下周り洗浄もできます。
最低限月一でも洗車してあげれば、少しは錆びも食い止めることができるはず。
意気揚々と洗車機へ
行きつけのガソリンスタンドから、洗車機がお安く使えるとのメールが届いたので、意気揚々とスタンドへ行ったわけですよ。
で、ミラーを畳み、洗車機のブラシが迫ってくるのを待ち構えていたとこと、ふとなんだか嫌な予感。
でも、何のことか思い出せないまま、ブラシはフロントガラスを洗っています。
いよいよ、ガラスの洗浄が終わろうとした時に気づきました。
そう、アンテナを収納していない事に.....
我が家のもう一台である、セレナは車体が大きく、洗うのがめんどくさいので洗車機はよく利用するとですが、セレナのアンテナはフイルム式のため、洗車機に入れる時もアンテナを畳む必要がなく、アンテナを意識するなんてありません。
ジムニーは車体が小さく、洗車も簡単なんで、逆に洗車機は使いません。
ジムニーには滅多に使わない洗車機で、いつものセレナの習慣が出てしまい、アンテナを畳み忘れてしまったのです。
果たしてアンテナの運命やいかに。
洗車機のブラシがアンテナに向かう直前に私は気づいたのですが、そこで窓を開ければ、水が車内を襲いますし、私の体も飲み込まれる可能性があり危険です。
万事休す、アンテナがブラシに巻き込まれて破損するのを見守るしかなかったのです。
洗車機のブラシが車体後方に移動した際に、アンテナを確かめるため、窓を開けて急いでアンテナを触ってみました。
するとどうでしょう、アンテナは元の形を保ったままピンピンとしているのです。
ブラシの回転とアンテナの方向が同じだったため、巻き込まれずに済んだのです。
このまま、ブラシが前方に戻ってきた場合は間違いなくアンテナが巻き込まれていた事でしょう。
今日で学んだ事。
洗車機のアナウンスでは、ドアミラーやアンテナを畳むように促していました。
慣れや油断でそんな大事なアナウンスを無視していた自分がいました。
常に、注意事項には耳を傾ける心のゆとりが必要だと感じました。
あー、アンテナ無事で良かった!!