映画 「イエスタデイ」を見たよ。
映画 イエスタデイ
こんにちは、私です。
唐突ですが、映画「イエスタデイ」最高です。
映画のエンドロールを見ながら、もう一度初めから続けてみたいと思いました。
昔の映画館ならもう一周していました。
見終わって6時間たったいまでも興奮が収まりません。
愛、自由、希望、夢。ドキドキ感とユーモア。それらをさらに引き立てる音楽。
私が映画に求めるものすべてが詰まっていました。
映画って本当にいいもんですね。
と水野晴朗さんは毎週言っていました。
子供のころ、特に響かなかったこの言葉ですが、おじさんになった今、私の心の中に響き渡っています。
映画って本当にいいもんだ。
少なからず様々な人生経験を積んできたからこそ、映画や小説を深く楽しめるのでしょう。
さて、本題
この映画の詳細については私以外の人がたくさん書いていると思いますので、ごくごく簡単に説明。
売れないミュージシャンが、ビートルズの存在がない世界でビートルズの曲を発表してスターダムにのしあがる中で大事なものが何かを見つけるというお話。
ここから先はネタバレもたくさんあるので、さらな気持ちでこの映画を見たい人は見ないほうがいいかもしれません。
ifもしも
人にはだれでも、これがもしもこうなっていたら、ああなっていたらなど妄想を膨らませる時があるはず。
ビートルズの存在を誰も知らない中でビートルズの曲を発表したらどうなるか?こんな「if」面白くないわけがない。
ビートルズの曲を初めて聞く現代の人たちの反応、そして50年も前のビートルズの曲が現代の世に広がっていく様、これはもうわくわくドキドキして見入ってしまう。
助演女優
もちろん、映画は音楽の話一辺倒ではなく、愛、そして何が自分にとって必要なのかという大事な要素も入っている。
主人公の幼馴染でマネージャーの女性をリリージェームスが演じているのだが、この女優さんとてもいい。
すごくかわいくてきれいな人なんだけど、映画の中ではごく普通にそこらへんにいるような女性になりきっている。
映画としては主人公に目が行くのだが、気が付くとこの女優さんにくぎ付けな私がいました。
毎回、映画のヒロインを好きになる私。一体どれだけ感情移入をしているのでしょうか。
でも、それだけ日常から離れ楽しめているという証拠でもあります。
映画ってほんとうにいいもんなのであります。
挿入歌がいい
この映画の良いところは、挿入歌。
そりゃ当たり前です、ビートルズの曲がふんだんにちりばめられているのですから。
多くを語る必要はありません、適材適所にしかるべく楽曲が採用されています。
私が本作で一番好きな曲の場面は、「HELP」の部分でしょうか。
失ってしまったもの、後悔の念、主人公が心からHELPを求めています。
まるでこのシーンのために作られた歌ではないかと錯覚すらしてしまいます。
様々なシーンで同様に錯覚してしまう楽曲が採用されています。
着地点
こんな突拍子もない想定のお話ですから、着地点が難しいところ。
私は「バッドエンドの映画って一般人に必要ですか?の会」会長をしているのですが、この映画はバッドエンドではありません。
かといって、出来すぎ、やりすぎのハッピーエンドも好ましくありません。
この映画は、本当にちょうどいいいい塩梅の着地点でした。
さいごに
私は音楽に対して特別詳しいわけでもないただのアラフォーのおっさん。
そんなおっさんでも、この映画に登場するビートルズの曲はすべて知っていました。ビートルズの存在の大きさに改めて気づかされました。
こんなビートルズをあっさり知っているだけの私でも、様々な部分で楽しめたわけですが、もしビートルズの本格的ファンであれば、さらに私の何倍も何倍も面白い映画になるのだと思います。
逆に、10代の若者が見た場合、私のようなおっさんのように楽しめるのかといえばそれはどうなのだろうとも思ってしまいます。
最後に自分がもし今回の主人公だったらという、ifですが、まず英語が喋れないので無理、楽器をうまく扱えないので無理、各曲メロディーしか知らず歌詞を知らないので無理。
世の中チャンスがあっても事前準備というか実力がないと活かせないのですね。
結論
おっさんならこの映画を見ない手はない。
最高に面白かった。
見る必要レベル☆☆☆☆☆