格安のクーラーボックスを発泡ウレタン製に改造した話。
夏です、夏といえばキャンプ。
キャンプの必需品といえば、クーラーボックス。
今、我が家には46リットルのクーラーボックスがあります。
実は26リットル級のクーラーボックスがあったのですが.....
以前のキャンプは26リットル級の小さい物を使っていました。
キャンプには小さかったですが、普段使い用としてはちょうどいい大きさでした。
しかし、私が自分自身の手により壊してしまったのです。
クーラボックスをどうやったら壊せるのか?
それは、改造をして失敗したのです。
以前持っていたのは、ホームセンターでよく見る発泡スチロールが中に入った安いものでした。
何も気にせず、発泡スチロールのクーラーボックスを使っていたのですが、兄一家とキャンプに行った時に、兄の所有するクーラーボックスが
翌日でも中の氷が溶けていない現実を目にし、クーラーボックスには色々な種類があると知ったのです。
断熱材は、発泡スチロール、発泡ウレタン、真空断熱パネルがあります。
値段と断熱性は比例して、発泡スチロール<発泡ウレタン<真空断熱パネルの順に高くなり溶けにくくなります。
発泡スチロール製と発泡ウレタン製の値段を比べると、3から4倍すると思います、さらに真空断熱パネルはその倍位でしょうか。
発泡ウレタン製クーラーボックスが欲しくなった私がしたこと。
普通の人ならば、すぐ新しい物を購入して終わるのでしょうが、私の哲学として、あるものを無駄にはしたくないという性格なので、とりあえず、発泡スチロールのクーラーボックスを強化することは出来ないか調べてみました。
ネットで色々調べていくと、発泡スチロールのクーラーボックスを分解して、発泡スチロールを取り出し、そこに発泡ウレタンを充填することにより、
格安に発泡ウレタン製クーラーボックスにすることが出来るという情報を入手しました。
発泡ウレタンはどんなものか?
ホームセンターで1000円程度で売っている、スプレータイプの断熱材です。
スプレー缶に入っていて、噴射した後で、ムクムクと膨らむのです。
頭髪につける、ムーススプレーと同じような感じで出てきます。
そして、出てきて数分後に膨らんで固まります。
具体的な改造方法
1 ネジなどを外し、クーラーボックスを分解して中の発泡スチロールを取り出します。
2 発泡スチロールが入っていた場所に、発泡ウレタンを流し込み、クーラーボックスを元に戻す。
まとめると、1,2の超単純な簡単な話に思えるのですが、それは単純な話ではないのです。
何が大変なのか?
発泡ウレタンの膨らみが凄いのです。
想像以上に膨らむ上、膨らみの力が凄いのです。
スプレーをして、クーラーボックスを元に戻しても、発泡の力が強く、クーラーボックスはグニャグニャに変形してしまいます。
発泡ウレタンの膨らみを制御することはとてもむずかしいのです。
成功すれば、格安で発泡ウレタンクーラーボックスになるが、失敗すればクーラーボックスが台無しになってしまう。
ハイリスクハイリターンな改造です。
で、どうなったか?
私は、ハイリスクに陥り、クーラーボックスを壊してしまったのです。
改造で改めてわかったこともあります、中に入っている発泡スチロールの薄さです。
市場で魚が入っている発泡スチロール位のものが入っているのだと、想像していたのですが、全く違いました。
薄さ1センチ位の発泡スチロールが入っているだけでした。
これなら、簡単に溶けるし熱なんて奪われるよなと思いました。
クーラーボックスではなくて、あくまでも保冷剤の力のみ利用して冷やされていたのだと思いました。
品質の問題、改造の難しさを考えて、最初から発泡ウレタンのクーラーボックスを購入したほうが良さそうです。