ひょうたんから駒。
2019/02/26
人生って面白いもんですね。
この前ブログに書いたのですが、先月同窓会に行ってきたんです。
それはこれね→20年目の同窓会~あの日から途切れた君の声の巻
同窓会に行って楽しかったのですが、結局、自分が学生時代に話したことがある人と話すことばかりでした。
本来の自分が予想していた、「当時は話したことないけど大人になった今なら新たな友達になって楽しめるんじゃないか」ということにはならなかったのです。
そこで、陰キャから成長して立派な大人になった私は一つ行動に出てみました。
同窓は全国に散らばっているので、自分の現在住んでいる場所にも同窓はいるわけです。
そう、自分の近所に住んでいる人だけで同窓会を画策したのです。
と、言っても学年全体に声をかけられるわけではないので、自分が3年生の時の同じクラスの人から始めてみることに。
すると10人の同窓が。
探したら10人の同窓が現在地にいることがわかりました。
と言っても、その人たちは今まで話したことない人ばかり。
どう考えても、挨拶を交わすくらいしか話したことはありません。
でも、つい最近まで話したことがないのです、これで失敗したとしてもどうということはありません。
次から次に連絡を取り、全員と連絡を付けました。
そして、10名のうち8名参加でプチ同窓会の開催までこぎ着けることが出来ました。
プチ同窓会当日。
勢いで手配したものの、話したことがない人たちばかり。
本当に楽しい界になるのだろうか?
大人とはいえ、なんだか不安でいっぱいでした。
で、当日を迎えます。
幹事の私は20分くらい前から席に着きます。
10分待ったくらいでしょうか、じわじわと参加者が席に着きます。
何事も先手が大事、初めに話してしまえばあとはすんなりと進んでいくもの。
20年前の学生生活では呼んだこともないニックネームで話しかけてみました。
相手も大人、そして何より20年前の私なんて覚えてもいないはず、私が言ったことがない当時のニックネームで呼んだところで違和感を覚えるはずがありません。言ったもの勝ちです。
そんな感じに、勢いでみんなと旧友気取りで先手を打っていきました笑
あとは、酒が入れば皆楽しく時間が進むだけ。
色々な心配事が杞憂に終わりました。
大人になって友達はできにくい。
もちろん例外はありますが、これは定説でしょう。
第一、人との出会いがあったところで大人というものは社会性が時に邪魔となり、純粋に友達になるということは難しいものです。
だが、今回のプチ同窓会で気が付いたことは、たとえ話したことがない人であっても、同じ学び舎、64㎡の同じ教室で過ごした人は簡単に友達になれるということ。
心理学でもそんな感じの法則がありますよね、類似性の法則みたいなもの。
共通項があれば親近効果が高まるの言うもの。
同窓でも親近感が高まるのに、クラスが一緒ならなおさらです。
得られたものは大きかった。
高校時代の自分に教えても理解できないかもしれません。
20年後に自分が幹事となって、話したことないクラスメート8人と楽しく話をするなんて。
最近は、だんだん職場関係の付き合いばかりで、話題や考えも職場の延長上にあるような気がしていました。
「嫌だなー嫌だなー」と稲川淳二のように思ってはいましたが、半ばあきらめていました。
だけど、今回自分が幹事になって誘ってみたら、色々な考えに、楽しい友達にたくさん出会えました。
本当に、何事も行動あるのみです。
行動が結果を生む、わかっているつもりでしたが、こんなにも効果が実感できたのはなかなかないかもしれません。
今回の友人たちとは別れ際に、次の日程まで決めるくらい楽しく盛り上がりました。
次は別の学年でのクラスメート、そしていつかはクラスが別の人とも友達になりたいと思います。
高校を卒業して20年、先日の同窓会に行った結果、まったく話したこともない人たちと、次々と急に友達になれるなんて。
本当にひょうたんから駒です。