とうとうアイリスオーヤマからエアコンが発売になる。
アイリスオーヤマのエアコンが発売されます。
家電に興味がない人にとって、この話題は本当にどうでもいい話だと思います。
でも、家電ファンとしてはアイリスオーヤマがエアコンを発売する事はとても興味深いです。
何が興味深いのか?
一昔前までは、家電といえばパナソニック、日立、三菱、東芝、サンヨーの5社がドライヤーからテレビに至るまで
ありとあらゆる家電を販売していました。
それに続く形で、シャープやNECなども家電を販売していました。
その他小型家電を販売するメーカーはありましたが、家電の中の壁として洗濯機、冷蔵庫、エアコンなどの大型白物家電は大手企業しか開発販売はできませんでした。
時代は進み、今では白物家電は儲かる物ではなくなり、サンヨーはパナソニックに吸収され、東芝、シャープは日本のものではなくなりました。
そんな衰退しているかつての日本のお家芸であった白物家電にどんどん進出しているのがアイリスオーヤマなのです。
縮小の一途をだどっている白物家電に積極的に進出しているアイリスオーヤマには、家電ファンとして胸が熱くなるものでした。
先日は炊飯器を発売したのですが、炊飯器を発売することすら家電ファンとして胸が熱くなりました。
その話はこれ→面白くてアリな炊飯器 アイリスオーヤマRC-IA30-Bを考察する
炊飯器ですら家電業界のレベル的には高いハードルなのに、今度は白物家電の中でも大型のエアコンを発売するのです。
これはいよいよ総合家電メーカーになるということです。
アイリスオーヤマの家電の面白い所
ここ数年、シンプルで安価な家電を販売するメーカーが増えてきました。
いわゆるひとつのジェネリック家電と言う物です。
アイリスオーヤマも当初はジェネリック家電の一メーカーに過ぎなかったのですが、ここ数年で風向きが変わってきました。
大手家電メーカーの白物部門の縮小にともなってリストラされた技術者たちを大量に採用して研究所を立ち上げたのです。
技術力のある技術者が居るのですから、他社のジェネリック家電とは違うレベルの物、さらには大手家電メーカーにも近づくレベルの物を開発できるようになったのです。
その中でも、感動的なエポックメイキングの商品が先日発売された炊飯器なのです。
細かい話はこちらの記事に書いてありますが、ここ最近の家電業界にない新しい発想が散りばめられた商品なのです。
アイリスオーヤマは一昔前の家電業界のように、意味があるかないかわからないがなんだかワクワクドキドキする機能をつけてくるのです。
大手家電メーカーの元気がない中で、アイリスオーヤマはまるで昔の家電メーカーの様なおもしろさがあるのです。
今回発売されたエアコン
ただ単に、シンプルなエアコンの発売ならば今後に期待もできないと思っていましたが、
今回発売されたエアコンは、低価格でありながらしっかりと、Wi-Fi機能と人感センサーを搭載してきました。
シンプルで低価格だけではなく、付加価値もついてのコスパの高い商品に仕上がっています。
まだまだ、信頼性やアフターサービス等は大手家電メーカーのようには行かないと思いますが、今後も今のような勢いのまま、冷蔵庫、洗濯機、更にはテレビなど、どんどん未参入の商品を発売してくれて、ワクワクドキドキ出来る商品が発売されることを期待したいです。