毎日研鑽ブログ

楽しい情報、楽しく暮らそう。

丁寧と慇懃無礼について考える。

   

仕事をしていると、一見丁寧で上品な方のように見えても、なんだか押し付けがましくて高圧的と言うか嫌味に感じる人がいると思います。

いわゆる慇懃無礼(いんぎんぶれい)ってやつです。
慇懃無礼とは、言葉や態度などが丁寧すぎて、かえって無礼であるさま。goo辞書より引用。

私が出会ってきた慇懃無礼な人を分析すると

・自分が全て正しいと思っている。
・自己主張をしたいが、全面的に自分を押し出して嫌われると困ると思っている。
・自分はいい人だと思われたいと思っている。
・表には出さないが常に上から目線で人を小馬鹿にしている。

taido

本当はジャイアンのように力で自分を他人に押し付けたいが、そこまでのパワーはない。
だけれども、自分を人に押し付けるにはどうするか。
答えとしては、一見丁寧で波風が立たないように、態度言葉を選び対応する。
そうすると、表面上はいい人と思われながら、自己主張をすることが出来る。

最初のうちは、それで通用すると思うのですが、だんだん化けの皮が剥がれるというか、周りがだんだん気がついてくるのですよね。
そして最後には、どんなに丁寧な態度言葉でも、見透かされ中身の無いものとして扱われてしまう。
人の目ばかり気にする人の末路なのだろうと思います。

方や丁寧というのは、自分の意見や主張を、一方的に押し付けるわけではなく、丁寧な態度言葉で粘り強く対応するのだと思います。
丁寧も慇懃無礼も表面上は同じですが、コミュニケーションの中身が違うのですね、一方的な押し付けか、対話か。

いかに自分の思いを相手に伝えるか、難しいものですね。

 - 人間関係, 雑感